農産物の「規格」って誰のため?
三つ星農園@福井県坂井市Mです。
今、三つ星ではハウス栽培の青ネギを出荷しています。
当初はJA経由の市場出荷、いわゆる系統出荷を予定していたのですが
収穫を始めた先月の時点で重さの規格を満たさなかった(まだ細かった)ので
これまで全量を直販しています。
ネギの出荷調整を黙々とやりながらふと、
規格ってなんだろな、と考えました。
例えばネギなら曲がってない、とか
一本の重さがこれくらい、
長さがこれくらい、
病虫害がないもの、といったように規格が決められています。
角度を変えて
一消費者として見たときこの規格はベストなのかな?
青ネギの用途を考えると
汁物に入れるとか、麺類にのせるとかが多いのでしょうか。
そう考えると、同じ重量が袋に入っているとしたら
例えば、太いの2本と、細めの6本だったら、
私なら細めの6本の方が欲しいよなぁ…
だって太いのって、ほとんど根本の白い部分の重さだし!
逆に、白ネギも青ネギも使いたいときは
ちょっと太めのが一石二鳥で良いのかもしれないと思ったり。
でもそれって「青ネギ」じゃない、
青と白の間の水色ネギっ!
いろいろ考えてると
系統出荷の規格って一体誰のためのものなのかますますわからなくなるのと同時に
ネギの用途をマーケティングすることで
独自の規格をつくるのも面白いのかなぁってちょっとワクワクします。
とかなんとか考えながら
今日も黙々とネギを調整する三つ星でした。
三つ星株式会社
0コメント