雪原をひたすら進む
三つ星農園@大雪の福井県坂井市Mです。
さぁ
これで何日目の雪でしょう?
日にちも曜日もわからないほど衰弱しております。
大雪警報が解除された今日、
雪の降り方もややおとなしくなったようです。
一瞬のぞいた太陽に「何年ぶり?」と声かけたいほど久々の雪の切れ目。
今日は手押しの除雪機でハウスまで向かうことにしました。
昨日トラクタでも入れなかったあの道を。
厳重に着込んで
カバンに飲み物と非常食、
ハウスが危なかったときのために
ビニールを破るための道具を詰め込み
いざ出発。
ハウスまでたった数百メートルなのに
何時間もかかる苦難の道のり。
だいたい手押しの除雪機は、こんな1メートルもある雪を除雪するように作られてはいないわけで、だいぶ無理してる音。
燃料も切れるので子供の「そり」に携行缶を乗せてひっぱりながらボチボチ進む。
平坦な道で機械の力を借りてこれなので
冬山とかの救助隊の人たちの苦労は計り知れない…
やっとのことで到着したハウスはなんと
今のところ奇跡的に無事。
もう頭のとこしか見えてないけど
潰れてはいない様子。
さあ
明後日雨が降るまでに
どこまで除雪できるのかが勝負!
ところで。
ハウスまでの道の途中に小さな集落がありますが、雪に埋もれて孤立状態なのが気になってました。
私たちが細い道を作ったしばらくあとを、集落に向かい歩く一人のご老人、
透析に行かねばならず、朝早く、腰までの深さの雪の道をなんとか歩いて出てきたとか。
どれだけのご心労とご疲労があったことかと
想像すると心痛みます。
田舎では
お年寄りの独り暮らし、高齢者だけの家庭がとても多くて、こういった災害時にはもうお手上げです。
玄関も開かなくて、家から出られないような方ももしかしたらいらっしゃるのでは…
私たち若い世代(若くないけどこの辺ではそういう分類になる)ができる限り支えていかなきゃダメなんだろうなぁと痛感したのでした。
もう
疲れもピークを越えてわけわからん状態になってきました。
明日に備えてしっかり休むことにします。
三つ星株式会社
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